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生徒の作品②


先日「先生、私書道ってこんなに楽しいって思わなかった!」と言われました。嬉しい言葉です。

この生徒さんは自分で書き進めることができ、それが楽しいように感じています。全て私の手を借りずに一人で準備から片付けまで、注意されたことをノートに書き留めることも言われずにできるしっかり者さんです。

初めに書いた「とり」の”と”は初めてなのに、お手本の起筆をよく見ているなと思っていました。それから、「お手本と何が違う?」と聞くと、「先生の方が太い!」と言い「では同じようにしてみて。」と言って真ん中の作品「とり」ができました。→これはこの子のスタイル

私はその子にあったスタイルで教えることを常に意識しています。少人数だからできること!そう思っています。私と一緒に筆をもってリズムで覚える子もいれば、私が隣で書いてそれを見て真似ながら覚える子もいれば、手本をよく見て覚える子もいれば、私の説明に納得して覚える子もいる。到達度、ゴールはみんな一緒であり、ルートが違うだけ、そのルートが個性だと思います。その個性を引き出すのが私の役割!だから私は子供とのコミュニケーションを大切にして信頼関係を作ることを優先しています。 

この「とり」は初めての筆文字!この初めての筆文字が1月に池袋芸術劇場である一先会東京支局展覧会に飾られます。短期間でよい作品を展示されたいと頑張りました。来年は酉年ですね。楽しみにしています。


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