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左利き


お稽古に来てくださってる生徒さんのうち2名が左利き。子供のお友達のお母様からも「うちの子左利きなの・・・書道って左ではだめなの?」という質問を結構されています。

私の時代の頃は左利きを右利きになおさせるご両親が多かったのかもしれません。社会人となって知り合った友達が「子供の時は左利きで、でも書くことと食べることは右手になおされた・・・。」と会話した記憶があります。最近は左利きを無理になおさせることもないという考え方の方が増えてきたのでしょう!それも持ち味として◎!

でも日本の文字は右で書くと美しくなるようにできているので、書道は右手で書いた方がきれいに書けると思います。右ハライや右ハネの時などは、どうしても左で書くと上手くいかくなってしまう。

学校の書写の授業でも右手になおさせると聞いています。

でも絶対右で書かなければならないという決まりはないので、私は毛筆は右手で硬筆は左手で書かせています。名前を書くときの小筆も右手にさせています。女の子の場合、大人になって着物を着る機会が増え芳名帳にお名前を書くときに左手で書くとお着物の姿が半減してしまうように感じます(左手で右に置いてある硯に墨をつけるとき、やはり右の方がスムーズにしなやかに見える)。でも、左手も自分の体の一部なので左利きを無理に右利きにしなくてもよいかなとも思います。ですので、左手でも右手の人たちと同じようにきれいに書けるようになってもらいたいと硬筆は左手にしています。もちろん本人もどちらでも書けるようになりたいと話しています。

この写真の生徒さんも左利きなのですが、右利きの子と同じように堂々と書けています。硬筆も左手で書いているようにはみえません。左利きの字をみるとわりとみんな丸文字傾向が多く「もしかしてて左利き?」と聞かれていることを今までに見てきましたので、これから先々、何にも聞かれないような字にしてあげたいなと思っています。「え~ほんと?左利きなの?」って驚かせたいです!


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